良く有るご質問

切り文字や切り抜きカットに関する事

内角にRがつくとは？

マルチカットのルーター機能で加工する場合（主にカルプ文字やベニヤやMDFの切り抜きカットの時）
使用する素材や刃物により付くRが変わって参ります（刃物経の半径がアールとして付きます）
カルプ材の場合→厚み 10mm・15mm・20mm は 3φの刃物でので内角は 1.5mmR です。
カルプ材の場合→厚み 30mm は 4φの刃物でので内角は 2mmR です。
カルプ材の場合→厚み 50mm は 6φの刃物でので内角は 3mmR です。
ベニヤやMDFは→厚み 3mm〜9mm までは 3φの刃物でので内角は 1.5mmR です。（1mm〜2mm厚は1.6φの刃物も御座います）
ベニヤやMDFは→厚み 12mmは 4φか5φの刃物ですので内角は 2R~2.5R です。
ベニヤやMDFは→厚み 15mm〜24mm までは 6φの刃物でので内角は 3mmR です。
ベニヤやMDFは→厚み 30mm以上はご相談くさい。

バイブレーションカットとは？

紙やマグネットシートなど薄いシート状のものと厚み15mmまでのウッドラックボードや素板（スチレンボードなど）や段ボールなどをカットするマルチカットシステムです。
カッターナイフの先端が上下に激しく振動しながらカットをしますので、ほんのかすかなザラザラ感が出る素材もあります。
刃先に角度が付いておりますので厚い素材はカットラインの角角に角度分の切れ目が入ります。
その為にミラーカット（裏返しにカットをする事）をします。表面には全く支障が有りませんのでキレイなカットが出来ます。
厚みが1mm程度までの薄い素材には、裏表の差は出て来ません。

マルチカットとレーザーの相違点は？

マルチカットはルーター機能とバイブカッターの二つの機能を持ち特に大きなサイズの素材に力を発揮します。
作業可能範囲はW1680×H3050を一枚物で加工する事が出来ます。
ルーターは、50mmや30mmなどの厚みが厚い素材に対応出来ますが、丸い刃物を使う為内角にRが付きます。
もちろん薄い材料もカットが出来ますのでお問い合わせ下さい。同じ物ならレーザーより多少安価に出来る利点があります。
バイブカッターは、薄い物シート状の物や段ボールなどある程度の厚みに対応します。
レーザーは繊細なラインカットや主にアクリルなどの切り文字に使われます。
アクリルは透明であれば20ｍｍ、ベニヤやMDFなどは厚み18mmまでの切り文字やイラストカットが出来ますが、木関係は切り口に焦げが出ます。
レーザーで出来ない素材として「塩ビ素材」があります、塩素ガスが発生するため錆を生じ、機械の寿命を著しく低下させます。
切り抜きやカットの他にマーキングや彫刻が出来ます。

カルプ文字ってなんですか？

カルプとは耐水性等に優れた 発砲材（ライオンボードなど）に上下にセルラ材などを貼った複合材のことで、主に看板用語です。
これを文字の形に切り抜いたものがカルプ文字です。 箱文字などと呼ばれる事が有りますがその場合、金属製が多いです。
サンロイドチャンネルなどの名称で呼ばれる物は表面にアクリル板もしくは塩ビ板を貼った物も有ります。
トンボのカルプ材は、光洋産業株式会社製品の屋外用のセルラHi-ボードスーパーを使用しています。
耐熱、耐寒、衝撃性にも優れた「ソフトボード」に「耐熱性セルラ」をサンドした軽量で耐候性が高い材料です。
必要に応じてマーキングフィルムを貼るだけでお好みの色調が出せます。切削性に優れており切り口が綺麗に仕上がります。
金属金具(タッピングネジ、コンクリート釘)などが直接取り付けられて便利です。
立ち上がりに表面と同色系の塗装をする事が出来ます。 厚みは 10mm・15mm・20mm・30mm・50mm と有ります。

MDFについて教えて下さい？

素材の詳しい説明は後述にまかせて、とても多くの加工に使われます、大工センターなどで簡単に手に入ります。
サイズや厚みも豊富でトンボでもいろいろな商品に使っています。 唯一の欠点は耐水性が無いので屋外には向かない商品です。
表面は平滑性が良く、ごく薄いブラウン系の色合いです。切り文字や欄間の切り抜き、ディスプレーなどに使用されます。
厚みも 2.5・3・4・5.5・7・9・12・15・18・21・24・30mm と 豊富です。サイズ規格 は ３×６・４×６・４×８ 板がございます。

取付ゲージって何ですか？

主に切り文字に使う物で、取り付ける際に型紙として使う物です。
チップボールという厚み1.44mmほどの堅い紙で文字の形をくり抜いて有る為、レイアウト通りに文字などを貼る事が出来ます。
有料にはなってしまいますが、取付時の煩わしさは確実に無くなりますので、紙に書いた原稿などよりも、どなたでも簡単に取り付けできます。

切り文字についていろいろ聞きたいのですが？

屋外で使用か屋内で使用かで大きく分かれます。
どちらも対応する素材は、カルプ切り文字・アクリル切り文字・金属系の切り文字になります。
屋内用は、MDF切り文字・ベニヤや木の切り文字・スチレンボード切り文字などに分かれます、厚みは9〜10mmまでが多いです。
屋外耐侯塗装を前提として無垢の木素材、例えばタモ・ケヤキ・ヒノキなどの切り文字がありますが、あまり実用的では有りません。
壁面から浮かして取り付ける場合は、アクリル切り文字にボルトを仕込んだ物や金属文字になります。
金属文字は主に真鍮・ステンレスが多く3〜5mm厚の切り文字タイプから、箱文字仕様の物も有ります。大型文字も金属製です。
使用用途で分ける事も多く主に屋外サインにはカルプ文字か金属文字が多いです、屋内のレジ上のサインやワンポイント的なサインにはアクリルやMDF・薄手のカルプなどが好まれます、展示会などの比較的短期の切り文字には、スチレンボード切り文字やカルプ文字などが適当かと考えます、又は、展示会が多いのですが、厚みが100〜200ととても大きな切り文字を発泡スチロールで作る事も出来ます。
EPS（発泡スチロール）かスタイロフォームでボリュームの有る文字が出来ます。